秋田の樹海

かますぜ

五体満足の体を自らぶち壊す愚行

愚かだった。本当に。


今も体内でバチバチにカフェインが作用して寝れていな いので、昨日の愚行を洗いざらい書き出そうと思う。




昨日の自分は朝からどうにも気が沈んでいた。


起床してすぐ、以前興味本位で買っていたカフェイン錠が目に付く。


冷静な思考が少しでも有れば、身体に異常が起こることなど、分かりきっていたはずなのだ。

だが、その時の心理状態は、謎に何かから追われるように自分の背中を押し、引くことを断固として許さなかった。


エスタロンモカ錠、24錠入り。パッケージの封を開け、次々と錠剤を手の上に出していき、24錠全てが手のひらに乗ったのを確認したあと、予め買っておいたいろはすで全て一気に流し込んだ。



以上が起き始めたのは凡そ30分後ぐらいだろうか、頭がボーッとして来る、思考がおぼつかない。手足の感覚は痺れ以外感じ無くなってきた。胃は胃酸が過剰に分泌されてムカムカしてくる。



1時間もすれば、朝から何も入れていない為吐く物も無いのだが、体は勝手にえずき始めた。


その後は、まるでインフルエンザか何かのような程の激しい寒気も加わり、どんどん体が蝕まれていき、自分は寝転がって自然治癒力に身を任せるしか無かった。


幸い、今は手の痺れ、胃のむかつき、それから何故か耳を通す音がある一定の音階以上から半音高くなる現象が表出しているぐらいで済んでいる。


明日は何故か朝から出勤である。
自分が入るローテでは無いところに当たっている為、希望的観測をするのであれば各種道具の配布、朝礼での転属挨拶、部署の再案内程度で済めばいいとは思ってはいる…まぁ自分がこう思う時は大抵思い通りにいかないことが大半だが。


体を張って自分から馬鹿を見て恐ろしさを知るのも大事だが、やはり見えている地獄には足を踏み入れるべきじゃない。